エコー写真の読み方に続いて、保存についてのお話です。
妊娠〜出産までの間に溜まっていくエコー写真。
とりあえず束ねて、なんとなくどこかにしまっていませんか?
いけません、いけません。
それじゃぁ、せっかくの思い出が消えてしまうかも。
すべてのものではありませんが、エコー写真には感熱紙が使われています。
感熱紙ですぐに思い出すのは、レシート。
忘れた頃にどこかから出てきたレシートの文字が消えていた、、、
という経験、皆さん一度はあるのではないでしょうか?
感熱紙には消費期限があり、3年〜10年。
また、熱・紫外線・水分・油・アルコール・薬品に弱い性質。
それゆえ、保存の状況によってはエコー写真の画像が変色〜消えてしまうかもしれないのです。
感熱紙から消えてしまった画像は復活することはありません。
お子様にとって、初めてのポートレートとも言えるエコー写真。
しっかり保存して残してあげたいものです。
そのために。
原本をそのまま保管するのではなく、別の形にしておくことをおすすめします。
・コピーをして複製。
・スキャンをしてデータ化。
この方法には少し注意が必要です。
感熱紙は熱に弱い性質があるとお伝えしましたが、
まれに、コピー機やスキャナーの発する熱で感熱紙が反応してしまい画像がなくなることもあります。
・複写をしてデータ化。
現代人の必需品、スマートフォン。
カメラ機能も優れていて、きれいな画像が得られてとても便利ですよね。
そのスマートフォンのカメラで複写することは簡単なようですが、、、
ここにも注意することがあります。
①エコー写真はペラペラの薄い紙質で丸まっている。
②紙の表面がツヤツヤ・テカテカしている。
③画面の中に黒い部分が多い。
ために、映り込まないように撮影する工夫が必要です。
これが意外と手間だったりします。
上記のようになんとかデータ化したとして、、、
データにも寿命があります。
データ自体がどこかに行ってしまったり、データを保存していたメディアが壊れたり、メディアを読み込む機器が使えなくなったり。
原本・データだけの保存だけでは不安なので、プリントしたりアルバム印刷して画像をバックアップすると良いと思います。
若松写真館では、エコー写真とマタニティ写真を合わせたアルバムをお作りしております。
そちらの紹介はまた後日。
若松写真館
松原綾子